ベネフィットワンの紹介やら簡単な分析やら

なんだか最近ベネフィットワンが最高値更新していい感じなので紹介しようと思います。そもそもかなりのマイナー銘柄なので聞いたことがないって人も多そうですね。

チャート的には右肩上がりでいい感じの企業で私の主力です。

はじめに

ベネフィットワンは略してベネワンと言われているのでそう呼んでいきますねー。

ベネワンは私の保有する株の中で主力銘柄です。個人的な評価では最強の日本株です。遊戯王で言うところの魂のカードでエースモンスターでアクセスコードトーカーのような存在です。

ただし、これはあくまで私の評価であり他の人がどう評価するかは分かりませんし、ポートフォリオに多めの割合で組み込んでいますがベネワンのみを保有しているわけではありません。最近割合を多くしていますが。

ベネワンを買うことを推奨するというよりかは一例を示しているぐらいの心得で見てくださいねー

ベネワンは何をやってる会社なのか

ベネワンがなにをやっている会社かというと福利厚生です。他にもヘルスケア事業などもやっていますが、メインの事業は福利厚生です。

福利厚生とは

福利厚生と聞かれてうまく説明できない人も結構いると思いますが、簡単に言えば会社が従業員やその家族に渡すお金以外の特典やサービスなどの総称ですね。

具体例をあげると

  • 社員食堂
  • 資格や英会話などの費用補助
  • 格安でホテルの宿泊予約
  • 自社製品の社員割引

こういったものがあげられます。会社によっては保険組合で実施しているものもあります。こちらのサイトでいい感じにまとめられていますね。大企業なら業務提携している会社のサービスを格安で利用できたりしますが、これも福利厚生の一種です。

日本株の投資家にとっては株主優待のようなものって考えてもいいかもしれません。配当金だけでなく優待目当てに株を買う人もいるので人によっては1つの判断基準になっているのではないでしょうか。

会社も給料だけでなくこういった福利厚生を充実させることによって社員の離職率を下げようとしたりしてますね。そんなことはいいから給料上げろっていう人もいるのでしょうが。

そう考えると福利厚生っていうのは日本人が重視していそうな項目ですよね。米国株には優待というものはありませんし、会社から受けるサービスもあまりなさそうなイメージです。(あくまで私のイメージなので実態は違うということでしたらすみません)

ベネワンはこういった福利厚生を取り扱っている会社です。ある意味で会社と会社を繋ぐ役割ですね。最近はワクチンの職域接種のサポートもしています。

お金だけでは幸せになれないということはよく聞きますが、こういった福利厚生にある施設を格安で利用することで幸福感を得られる人もいると思いますよー。

ベネワンの顧客

ベネワンと取引をしているのは官公庁やNTTなどの大企業です。利用するのはその従業員も含めて2021年で863万人です。

ビジネスモデルとしてはサブスクリプションによるストック型ビジネスですし、顧客が官公庁や大企業のためかなり安定した利益を上げられると思います。

ベネワンの業績

それではベネワンの業績を見てみましょうねー

公式サイトのIRデータをとって来てそこから自分でエクセルに入れてグラフにしました。個人的に単位が100万円だとなんかイメージしにくいんですよねー

売上も営業利益も右肩上がりで言うことなしですね。優秀な経営者がいるのでしょう。営業利益率も20%前後で推移しており優秀です。

また社長の白石徳生さんはインタビューにて営業利益を23年度に約2倍の209.5億円にする計画を立てているとのことです。3年で営業利益を2倍にするのはすごいですねぇ

そのためにヘルスケア事業やペイメント事業などに力を入れていくとのこと。

ヘルスケア事業に関しては先ほど軽く触れたワクチン接種サポートも含まれているため、これからの時代需要が高まっていく事業だと思います。社長さんも大幅な増益が期待できる事業だと判断しています。

ペイメント事業というのは給与天引き決済サービスなどを始めていきます。これは導入された企業の従業員が給料天引きで生活固定費などの費用を支払えるようにするサービスです。

調べてみるとヘヤワリという家賃を24か月間2000円引きになるサービスが提供されていました。家賃が2000円下がるとそこそこ家計が楽になりそうですね。

またクレジットカードなどの場合と異なり給料天引きなら手数料が無くなるのでベネワンの経費も下がりさらに効率よく事業を進められそうだと思います。

売り上げ以上に営業利益が上昇しているのはこういう経費削減に力を入れているところでしょうねー

懸念点

私の主力のベネワンですが、現時点ではPERなどの指標的には割高です。期待をしているのは私だけじゃないようですね。期待に成長が追いつく事もありますが、PERは現時点で70を超えてますので割高じゃないという方が無理なものです。

また、配当利回りも現時点で1%程度と低いため配当を貰いつつ塩漬けというのも難しそうです。配当性向は高めなのでこれ以上大きく増配することはないと思います。

ベネフィット・ワンIR情報より引用

現時点で経営状況が良いことは間違いありませんが、だからといって株価も上がるとは限らないというのは株の世界ではよくあることですよね。

ベネワンはマイナー銘柄なので出来高もそこまで高くなく、流動性が低めなのも1つの懸念点です。分類としてはTOPIX Mid400の中型株ということを考慮すれば致し方なし。大金持ちや短期トレードをする人には問題が多いかも知れません。

私はポートフォリオの30%ぐらいをベネワンで占めていますが、常識的に考えれば多すぎです。マネしないでください。

参考文献

株式会社ベネフィット・ワン IR情報
https://corp.benefit-one.co.jp/ir/

フィスコ企業調査レポート
https://global-assets.irdirect.jp/pdf/menu_file/2412/20201214095207_2578.pdf

TOPIXニューインデックスシリーズ」の定期選定結果及び構成銘柄一覧
https://www.jpx.co.jp/markets/indices/topix/tvdivq00000030ne-att/mei_12_size.pdf